家づくりの教科書

住宅営業が教える、住宅の選び方

展示場に行く前に考えること

こんにちは。 ふくたろうです。 注文住宅… やはり夢ですよね。 ただ、注文住宅は一生に一度のお買い物ですから、「今回が初めての購入」の方が大半になると思います。 買おうとは思ったけど… 「相場っていくらくらいだろう…」「どこにいけばいいんだろう…」「誰に聞けば…」などなど どうやって動き始めればいいのかというところから迷われる方も多いのではないでしょうか。 本日はそのあたりの疑問についての答えをまとめてみました!

どこにいけばいいんだろう

 注文住宅の購入を検討する場合、以下の2つの施設が大きな選択肢となります。
 最もオーソドックスな総合住宅展示場
 「◯◯住宅公園」の様な名称がついた場所が多いと思います。  総合住宅公園であれば大抵10社〜20社の住宅メーカーや地元工務店がモデルハウスを出店しており、営業マンが在籍しておりますので様々な話を聞くことができます。  ただし、平日などは特に営業マンが常駐していなかったり、土日でも繁忙期などは出払っていたりして満足な案内を受けられないこともあるので注意が必要です。  もともとお目当の会社が決まっているのであれば各社HPから「来場予約」ができることもありますので事前予約をお勧めいたします。
 スーモカウンターの様な総合案内所
 住宅展示場とは違い、相談者の要望を聞き取りお勧めの業者(会社)を紹介してくれる施設になります。保険でいうと「ほけんの窓口」みたいな感じで様々な会社の紹介が可能です。  ただし、紹介した顧客が実際に成約に繋がる事でインセンティブが発生する仕組みであるため、その時期によって「勧めたい会社」があるのは間違いありません。  ある程度はフラットに相談を聞いてくれるとは思いますがその辺りの「忖度」があることは忘れてはいけません。

どちらに行くにせよ行く前に考えたいこと

 「思い立ったらすぐ行動」も悪い事ではありませんが貴重な時間を使って相談に行くのであれば効率良く回りたいもの。  行く前に「具体的要望」を頭の中にまとめてから来店する様にしましょう。
 欲しいと思ったきっかけは潜在意識の掘り起こし
 具体的な要望と言われても難しい… と思われる方もいると思います。  その場合、やはり分かりやすいのはそもそもなぜ家を建てようと思ったのかを思い出す事です。 「子供が生まれて家が狭いから・部屋が足りないから」「アパート代がもったいないから」 「今の住まいが寒いから・老朽化」などなどきっかけは様々だと思います。 これらのきっかけ、場合によっては今の住まいに対しての不満というのはそのまま具体的な要望に繋がりますので一度しっかり見直しましょう!
 具体的項目への落とし込み
 上記の様なきっかけを具体的な要望に置き換えます。  例えば「アパート代がもったいないから」というのは「家賃は掛け捨て、いくら払っても自分のものにはならない」という資産形成の考えが根底にあるのではないでしょうか。  しかしこれには落とし穴があって… 実は日本の住宅の寿命は一般的に30年と言われています。 35年ローンを組んでやっと払い終わって… その頃には家の寿命がつき「建て替え」が必要になってしまうという可能性もあるのです。 「アパート代がもったいない」→「資産として残したい」→「長持ちする耐久性の高い住宅に住みたい」と考えていけば、具体的要望は「耐久性の高い家」になるという事です。 この様に具体的な要望が一つあれば、各メーカーの特色から選択肢が絞れてきますので相談もしやすくなると思います。  いかがでしたでしょうか。  これから夢のマイホームを検討するにあたって、自分の求めるものをしっかりと整理・認識してから行動に移す事で無駄なく後悔なく家づくりを進めて行くことができると思います。 ぜひ一度、頭の中を整理してみましょう。